会の趣旨と活動内容

■具体的な活動内容

会の拠点である広島を中心に、日本に住むアラブの子どもの母語(アラビア語)の教育をオンラインで行います。教師はシリア出身のアラブ人2名、小学校1年生から6年生まで学年ごとに週3回、一回一時間の授業をします。

■会について

アナーラ(アラブの子どものための母語教育協会/Association of Native Language Teaching for Arab Children)は2021年4月1日に発足し、1年目の会の運営経費を賄うため、4月12日にクラウドファンディングを開始しました。実際の活動(オンライン授業の実施)は5月17日からの予定です。

5月5日現在、時間割やオンラインツールの確定など、着々と準備を整えています。

■講師と生徒について

講師は二人のシリア人、広島在住の男性と東京在住の女性です。生徒は発足当時(4月1日)10人でしたが、準備の過程で19人になっています(5月6日現在)。小学校1年から6年生までのクラスに振り分けていますが、必ずしも日本の学校の学年に一致しているわけではありません。アラビア語の習得状況に応じ、適切と思われる学年に登録しているためです。

現在のところ、生徒も全員シリア人です。会の拠点は広島であり、広島在住のアラブ人のマジョリティはシリア人とエジプト人です。エジプト人の子どもの場合、エジプト政府の在外エジプト人子弟のための教育プログラムが整備されているため、当会の活動へのニーズは相対的に低いようです。まず代表の田浪が親しくしているシリア人の親からから受けた相談が会発足のきっかけであり、顔の見える関係の中で広げて来た活動のため、参加者が全員シリア人であることは想定されたものでした。

会の趣旨としては「アラブの子ども」に開かれたものであり、今後もしニーズがあれば、定員に達するまではシリア人以外の子どもも受け入れます。また、オンライン授業ですから居住地も問いません。時差や通信環境の問題から、日本以外に居住している子どもの受け入れは現時点では想定していませんが、本来の趣旨としては「日本在住者」を強調する意図はありません。(「日本に住むアラブの子どもの母語教育」をうたっていますが、あくまで表現としてわかりやすいためです。例えばアナーラの授業を受けていた子供が他国に移った場合でも、受講の継続を希望するなら受け入れたいと思います)。

■運営方法

講師が自分の任務に責任をもち、仕事として時間を割けるよう、講師には謝金を支払います。発足一年目は、この経費をクラウドファンディングで集めます。そのかんに民間の基金や行政の窓口など、長期的で安定的な資金調達方法を模索します。皆さんからもぜひアドバイスや情報を頂ければと思います。

■代表

代表(田浪亜央江)は本会の活動がスムーズに行われるため、広報活動や会計、講師のサポートなどの裏方に徹します。

【代表プロフィール】

広島市立大学国際学部准教授。中東アラブ研究。パレスチナ文化研究。大学での担当授業は「アラビア語」「中東アラブ研究」「エスニシティと宗教」「多文化共生入門」など。もともと何の縁もなかった広島に来て、2021年5月現在で丸4年と少しが過ぎたところです。

■当会への連絡・問い合わせはこちらにお願いします。

analahcu@gmail.com アラブの子どものための母語教育協会